スタッフブログ

レドックスフロー電池とコロピカ? 2013 7月 5日

030.JPGレドックスフロー電池.pdf

今朝の日経新聞に、「電力網に長寿命電池」との表題で、レドックスフロー電池の受注が北海道電力から住友電工にあったとの記事。

レドックスフロー電池とは、1974年NASAが゜基本原理を公表したもので、電解液に含まれる金属イオンの酸化・還元反応で電気を生み

出すもので、導入コストが数万円(1KWあたり)で、安全性に優れ、製品寿命も20年と長い。

国内外の電力会社や研究機関が開発、実証研究が進められてきたが、今回世界最大級の6万KWの蓄電能力のものを200億円かけて

導入する計画らしい。

話題のリチウムイオン電池もその技術革新のスピードは恐ろしくアップしているし、NAS(ナトリウム硫黄)電池も安価で安全性が見直され

注目を浴びている。

このブログでも何度も書かせてもらったけれど、自然エネルギーの普及・促進そして拡大のキーワードは「蓄電技術」。

如何に、不安定な発電に対して蓄電技術がこれを安定的に供給するバックアップになりうるか?という事で、この蓄電技術が大げさに言えば人類を地球を救うことに直結すると考える。

このたび弊社「太陽力㈱」で開発、販売に漕ぎ着けた、「移動型ともいえる独立型太陽光発電キット」も現在は価格、そして供給面から鉛蓄電池を使用しているものの、数々の蓄電池の技術革新が

進んでいけば、極々本当に近い将来は、バッテリーだけを変えれば継続使用はもちろん可能。パネルそのものの性能保証は25年であるから、このトレンドでいけばそう遠くない将来手軽で取り組み易い

このキットがより消費者の支持を受けるであろうと確信している。

 

早朝ウォーキングにて・・・ 2013 5月18日

通りすがりの家.JPG毎朝、健康のために約一時間、上田城公園まで歩いています。このところの陽気の良さで何とも気持ちの良いウォーキングです。仕事柄どうしても他人様のお宅の屋根に目がいきます。この写真も勝手に撮って大変申し訳ありませんが、そのウォーキングの通りすがりに移させてもらった極々普通の住宅です。

上田を中心としたいわゆる上小地区は全国でも有数の太陽光発電の最適地です。晴天確率、日照時間、冷涼な気候、降雪の少なさ・・・どれをとってもこれほど恵まれたところは数少ないと言っていい程です。ところが私の見方が偏っているのかもしれませんが、せっかく南向きの良い屋根をお持ちのお宅に太陽光発電パネルが 乗っているのはまだまだ少ないのが現状です。

写真のような素敵なお宅、南向きの誂えたような屋根にもまだまだ乗っていないのであります。まさに宝の持ち腐れ。本当に残念でたまりません。それでも全国的に見れば、この上小地区の設置率は全国的にも非常に高いというのですから、全国的な設置状況が思いやられます。原発が怖い!はたまたCO2を削減しなくちゃ!と肩ひじ張ったご意見の前に、まずはご自宅の屋根をもう一度見直しては頂けませんでしょうか?

設置に一時代前と違ってそんなに費用は掛かりません。極々標準的にご家庭の設置で、代替3.5KWから4.5KW程度の設備容量で十分です。標準的な設置容量で、いまは200万円もかかりません。それに、国と地方自治体の設置補助金が出ます。余った電気は、売電もできて1KWあたり、今年38円で10年間買ってくれます。我が家は4.2KWの容量の設備ですが、先月の売電は27,312円、電気使用量(買電料)は4,088円でした。

なせ皆さんが設置しないのか、本当に疑問です。私がこんな仕事をしているから疑問に思うのかわかりませんが、地方によっては信じられないくらいの補助金が出ているところもあります。

東京都は国と都と区(市)でそれぞれ出ています。大阪府は1%の金利で150万まで借りることができます。先ごろ参加した長野県阿部知事も参加したタウンミーティングで「地域活動の地域っていうのは、あなたのことですよ」と言われていましたが、他人事ではありません。屋根に今日も燦々と陽光が当たっています。太陽光発電は30年商品です。メンテナンスフリーです。

ウォーキングしながら、太陽に「なぜ?」と語りかけています。・・・・・・・・設置費用は太陽力(株)が中心に販売させてもらっています㈱KISのパネル価格です。・・・・価格はリーズナブルでもこの㈱KISのパネルはとても優秀です。首相官邸にはKISのパネルがついています・・・・。

独立型発売前から取材受けてます 2013 5月11日

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お陰様で、独立型の3トリオ・・・大容量型の蓄電くん、移動型のコロ介、さらにハンディタイプのミニコロ介、発売前から取材を受けて記事にしてもらいました。

地元の新建新聞、東信ジャーナルですが、反応は頗る好調。

間もなく製品が松本の盟友「クリエーター・セス株」にて仕上がります。製作クリエーター・セス株、販売太陽力株のコンビです。乞うご期待!

独立型太陽光発電キット販売開始! 2013 4月19日

昨年度から長野県の自然エネルギー自給コミュニティ創出支援事業の補助金を頂き、実証実験してきた"オフグリッドタイプのソーラーキット"がいよいよ販売開始に漕ぎ着けた。
①リユースのフォークリフト用バッテリーを使った大規模タイプ②500W未満の頃を付けた移動型③更に小型で使いやすい90Wのパネルのミニタイプの3種類。
太陽光発電と言うと今盛んに喧伝され、大資本がこぞって参入しているメガソーラーが世間の耳目を集めているけれど、これはその好対照商品。太陽光発電・・自然エネルギーを
もっと身近で気軽に使ってもらおうと目論んだ。屋根の上にパネルを取付け、余った電気は売電に回す現在の住宅用(10KW以下)であっても、なかなか一般の方々には馴染みが薄い。
太陽光発電は、取り組み易くて、値段も手頃であればもっともっと使って貰える筈。
今年度はこの3タイプの商品に太陽力㈱は全力投球する。競合商品は確かに多いけれど、自身をもって申し上げる、どこよりも安く、性能は良いと自負している。
ちょっとした庭先に、マンションのベランダに置いてみて下さい。驚くほどの有用性があります。
大きなセットも出来ます。防災用、農業用、事業者用、そして住宅用、どんな使い方も簡単に出来ます。
大きい物はちくでんくん、移動型はコロ介、90Wはミニコロ介となづよぅと思っていますが、皆さんの中でこんな名前が良いよとお申し出あれば検討します。
いずれにしても、太陽力㈱の独立型乞うご期待。
という事で、地元新聞に早速紹介されました。                                
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2013.4.3日経一面コラムに期待 2013 4月 3日

本日4/3の日経朝刊、何とも最近は偏向気味の記事が多くて、閉口していた日経も久々のわが意を得たりのコラムが始まった。
                                   「規制
安部晋三.jpg・・・岩盤を崩す」とのテーマで、第一回目は「改革を阻む3つの手口・・・牛歩、したフリ、骨抜き」の小題がついている。
「規制緩和」が流行語大賞を取ったのが1993年。もう20年も前の事。呼び名が規制改革と変わっても、規制を正せとの声は
変わらない・・・と医薬品販売のインターネット販売の解禁問題に始まり、保育所の基準の見直し、解雇規制の明確化、保険診療と
保険外診療を併用する混合診療の導入・・・2001年に総合規制改革会議が答申に盛ったテーマが12年たった今でも検討項目として
同じ問題がずらりと並んでいる。
前に進むためにはどうしたらいいのか?と考え、官僚や族議員の典型的行動パターンを勉強する事から対抗策を練ろうというもの。
実に今まで解っているようで解っていない、政治と言う暗闇の中での何ともやりきれない慣行に改めて目を向けている。
牛歩戦術 面従腹背、そして骨抜き・・・票をバックに関連業界が族議員に陳情を重ね、議員らは省庁に圧力をかける。
岩盤の割れ目から除く昔ながらの政官業の癒着構造は隠せない。いくら立派な改革案をまとめても手練と手管で魂を抜かれ、作文
の域を出ずに終わる。・・・本当の帰省が改革されんことを臨みながら、改革会議で言ったという、甘利経済産業相の「自分たちがダ
イナマイトになる」そのことばがどうしても私には空虚に備いてしまうのだが・・・・日経新聞のこのコラム、明日から期待したい。




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平成25年度補助金と売電価格 2013 3月11日

25年度のJ-PEC補助金、電力会社の買い取り単価が、本日日経新聞の夕刊に掲載されておりましたので、ご案内させていただきます。

補助金金額50万円以下/kWでの販売→15,000円  

       41万円以下/kW→20,000円です。

買い取り単価は10kW以上 37.8円/kWh

10kW以下 38円/kWh(税込)です。いずれもほぼ確定という事です。


輝く未来が・・・仰天!マグネシウム燃料電池 2013 2月 2日

http://www.at-douga.com/?p=6614
B787がリチウムイオン電池が原因か否か?ながらも電気トラブルで運航停止状態に陥っている。
次世代の電池は・・・特に車載バッテリーの未来はリチウムイオン電池と言われて久しい中、こんなものが出てきた。
革命的燃料電池です。
是非是非皆様ご覧ください。
太陽力㈱の未来の重点販売商品にしたいです。

H24年度 環境省モデル事業 2013 1月23日

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H24年度の環境省地域コーディネーター候補として、長野県 自然エネルギー信州ネットのワーキンググループの中から選出され、ここ一年研修を受けさせてもらいながら、モデル事業の構築、推進に腐心している。
一昨年、自然エネルギー信州ネットが立ち上がり当初から、太陽光専門部会に参加、現在副部会長という事だけれど、タイトルほどの活動実績がないまま、環境省の地域コーディネーター候補に信州ネットのワーキンググループの中から
選出された。若い人材の活躍に道を開いてやってほしいと当初辞退したものの、その肝心の若い人が少なく、数少ない若い人達のお役に立てればと引き受けた。
環境省の研修そのものは、実に歯ごたえのある研修で、ANA時代の訳の分からない経営コンサルタント面した所謂企業教育屋の輩の実施する研修に比べると、身のある内容の濃い研修で、それはそれとして有り難いものの、事業モデル
の構築となると中々一筋縄ではいかない。
中心は松本在の若い御仁で私はサポート役という事になってはいる。押しどころと引きどころが、難しい。あまりしゃしゃり出ても折角の若い(と言っても35歳の御仁ではありますが)意見を潰してしまうし、余り黙っているととんでもない実現性
の乏しい方向に大幅にぶれて訳の分からない事になる。
その若い御仁、様々な方の実に様々なアドバイスを受け、自身でも相当混乱してしまっているようで、打ち合わせする度に、そのプランは以前と似ても似つかないものを持ってきて、それがまた荒唐無稽な代物と化してしまっている。
6回~7回目の焼き直しのそのプランは「半農半エネ支援・お天道様ミドルソーラー展開事業」と言うもので、これまたいつそんな話になったのか?という夢プラン。実現性も、プランの事業としての魅力も何もかも乏しい。
「お前誰が考えてもこんなものやれる訳ないやろ!どこに実現性、現実性があんねや!」と思わず怒鳴りつけたくなってしまう。
現在、農業就業者の平均年齢は何と66歳を超えている。就業者不足から、遊休耕作地は増加する一方で、そんな割には食料自給率は間もなく40%を切るであろうと言われている。農村から若い人が逃げ出す現状は変わっていない。
反面、多くの作物が生産調整という名のもとに捨てられている。またスーパー等販売現場には決して曲がった胡瓜や茄子は並んでいないし(捨てられている)中国産等農薬満載の食物、もしかすると遺伝子操作されたさくもつさえ並んでいる
かも知れない現実がある。TPP反対という前に、どうしてこの現状をなんとかできないのか、全く解らない。

もう一つ、原発が3.11によりこれほどのダメージを国土に与えていながら(住むところがなくなった方々がごまんといる)未だに新選出の宰相は原発再稼働を言い、何と新規原発の建設まで言い出す始末。片や自然エネルギーの普及率が全体の
2%程度の実態に、もうFIT(固定価格買い取り制度)の使命は終わったとほざいている。えーっ?何処かが狂っているとは思いませんか?
これが実はその御仁の何とか事業化したいテーマなのであります。
太陽光発電と農業支援が何とかコラボできないか?これが彼に与えられた大きな大きなモチーフであるのです。
①現在の農業現場が現実に何をどう望んでいるのか?
②その農業現場において果たして、何とかしなくてはいけないと立ち上がっている組織、NPO、グループとコラボできる余地はあるのか?具体的にそれはどこで誰がやっているのか?
是非知らせて頂ければ、その若い御仁に伝え何とか実現性のある事業として絵を書いて貰います。何卒ご協力をお願い申し上げます。

ある日の新聞折り込みチラシ 2013 1月20日

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ある日の新聞折り込みチラシです。
一見しますと、「えーっ?こんなに安いの?」と驚いてしまいますが、よくよく考えますと、一番安いLIXILの2.85KW容量の価格。
実際は1,282,500円(補助金分を減算する前)。2.85KWの容量で割りますと、1KWあたりの単価は450,000円。決して安くない。
もっともっと発電効率に優れ、発電システム保証25年の㈱KISの製品(我が社の中心販売商品)は、わが太陽力㈱は価格面でも決して他社に負けてはいない。絶大の自信を持ってお勧めする。  

市民ソーラー宮崎 中川修治氏紹介させて下さい 2013 1月 6日

家庭用太陽光発電をFITで支える場合の経済効果、お金の流れ

日本国内に設置されている昨年度末で設置されている家庭用太陽光発電(余剰電力としてしか見られていない)の社会的経済価値評価を計算して見た。

考え方の基本は、全量買取り法の趣旨に沿って、設備投資した資金が確実に回収される買取り価格で派生電力を全量評価したらと言うものである。利益率の上乗せは敢えて行わない。

これまでに日本国内に設置された家庭用太陽光発電の総設備容量が年間生み出す電力
400万kW×1000kwh=40億kWh
家庭用太陽光発電が全量経済評価された場合の総額(設置年度で本来は計算だがここでは平均値で・・・、本当は初年度140円/kWhで最新のものは35円/kWh程度)
40億kWh×42円/kWh=1680億円

※但し、家庭用は余剰電力評価の為、実際に電力企業経由で支払われて可視化されるのはこの半分から6割程度。840億円~900億円

※自家消費されることで節約分とみなされる電力の経済価値は半分の20円/kWh程度なので、420億円程度が国民経済の視点から見ると家庭部門から失われている計算。これが、減価地域通貨で支払われるなら年間1680億円の経済効果が見込まれる。これは年々増えて、支給方法を工夫することで最大1兆円程度の経済効果を地域社会に齎す事が出来るだろう。さらに経済の乗数効果を考えれば3兆円ぐらいになる・・・。

でここまでの家庭用太陽光発電の費用は全量買い取りにされる事は無かった。全量買い取りになっても10kW以下は余剰買い取りだ。で、今年2003年3月までに設置の分の余剰電力買い取り費用の請求は各電力別に翌年に請求が来る事になっていて、この6月分までの回収が終わってからは、全量買い取りでもないのに再エネサーチャージ費用の為の賦課金として事前に回収されると言うことになっている。

一方、全量買い取りのサーチャージ分の原資として新たに加わった国民負担、これは平均家庭で月に80円年間で約1000円と言われている。(家庭用などの余剰分のみの買い取りも7月分以降はここに組み込まれる)
0.22円/kWh×1兆kWh=2200億円
この殆んどは、押し並べて電力需要家の全員に掛かるのだが、その資金の流れはこれまで電力企業に流れていた電力価値分のと40円(税別)の買い取り価格の差額分を補てんする分のお金がメガソーラーなどの設備投資を行ったものに支払われる。

※0.22円/kWhについては大電力を事業用に使う企業の負担軽減のために免除措置が有る。電炉業界などの産業の国際競争力を維持する為だと言う。

さらにこれは電力料金の明細には書かれていないが、殆どが原発の為に使われる電促税がある。これには免除措置は無い。
電源開発促進税 0.375円/kWh ×1兆kWh= 3750億円
原子力発電を止めればこの大半の資金はサーチャージ会計に回せるだろう。これで新たに再エネを促進するからと国民負担を増やす事は無い。

※1兆kWhは日本の全電力消費(平成22年はこれより多く、23年度は低い)この位の総需要と見られる。電力料金として支払われる金額にすると17兆円ぐらいになる。これは国民一人当たりに換算すると一人1カ月に1万円払ってると見ても良い。

http://www.enecho.meti.go.jp/saiene/kaitori/dl/setsubi/201209setsubi.pdf に今年9月時点での導入実績が公表されている。ここで10kW以上のものでも特に規模の経済が働く物にも40円/kWhという高額の買い取り価格が保証されることで、同じ国民全体の費用負担で設置される容量は少なくなってしまう。むしろ150万キロワットとされている家庭用の買い取り価格を35円/kWhで全量20年間とする方が国民経済的に見てより資金が実体経済を潤すことになるのは間違いない。

さらに付け加えるなら、過去設置者については設置年度毎の発電原価(15年で金利3%程度で減価償却できる価格)を20年程度保証すれば誰もが自己負担で余剰接続を全量接続に変更するだろう。ただ、過去設置者は多くの場合、補助金を受給してるので、その分の返還してもらう必要が有る。これも、全量買取りを望む場合はそうするが、余剰買い取りで良いという場合はこれまで通りとすれば良いだろう。余程、沢山設置時に補助金を国や自治体、電力企業などから貰ってる場合以外は全量買取り制度へ変更する筈である。そして、それによってどれだけ確実に、地域や社会に貢献してるかが可視化できるのだ。

安易に補助金をばら撒き、個人資産の積み上げなんぞを行わず、こうした可視化をこそサポートするのが地方自治体行政の役割だと思う。