モノをつくる、使うなどといった産業や生活の多くに使われる電気は、石油や石炭、天然ガスといった化石燃料などをもとに生み出されます。
化石燃料は限りのある資源で枯渇の心配があり、排出する二酸化炭素が環境問題となっています。
一方、原子力発電は安全や健康といった目指すべき生活環境からかけ離れています。最近注目のメタンハイドレートはまだ実用的でなく、
シェールガスは採掘方法に問題があり、これらも化石燃料の一種です。
そこで、安心かつ安全として市民権を得たのが太陽光や風力などの自然エネルギー。
電気に変換する過程で二酸化炭素をほとんど排出しないメリットに加え、
化石燃料やウラン燃料といった高リスクのエネルギー資源に頼る比率を大幅に引き下げることができます。
発電量が自然条件に左右されるというデメリットは、地熱など他の発電方法との組み合わせで解消が見込めます。
とりわけ、太陽光発電は技術革新が凄まじく、また施策の後押しもあり、「楽しく」 「無理なく」 「誰にでも」
はじめることができるようになっています。今、まさに転換期を迎えました。新しいエネルギー社会の構築をめざし、
わたしたち一人ひとりが未来志向の省エネルギーと創エネルギーに目を向け、行動することが大切です。
さあ、日本にもっと太陽力を!
・安心・安全の太陽光がエネルギー源
・二酸化炭素の排出がほとんどなく自然環境に貢献できる
・電気料金の削減と売電収入でダブルのお得
・見つかる! 電気の使い方&暮らし方の工夫
・地域とつながり新しいエネルギー社会を構築
リアルタイムはもちろん過去の発電や電力の消費状況がわかるカラーモニター。 太陽光発電で創エネルギーとともに、様々な工夫を生み出しながら楽しんで省エネルギーに取り組めるようになります。 省エネ=我慢ではなく『楽しい省エネ+創エネライフ』 を実現ください。何事も楽しく、やり甲斐があると長続きするものです。
「どのくらいで元が取れるか」 から、先行投資で多くのメリットをいち早く享受する時代へと移っています。 これは環境保護や社会貢献といったこともメリットとして認識されるようになったからです。 そうは言っても少額ではありません。わずかな自己資金で導入でき、しかも返済は売電などで賄える場合もあり、 売電や補助金、低金利融資制度などの制度の活用をお勧めします。 また、導入費用は電気代の前払い、お金を活かす意味では確実性の高い投資とも言えるでしょう。 いずれにしても、無理なく導入できるようになっています。
太陽光発電システムのほかに、わずかな面積に設置でき蓄電池をプラスした太陽光発電plus蓄電システム Sonael 、 マンションのベランダなどで発電できるキャスター付き太陽光発電plus蓄電システム coro-pica 、 持ち運びや室内充電ができる coro-pica mini 、投資で参加する太陽光発電など、 今では誰でも何らかの形で太陽光発電に参加できるようになっています。
太陽電池は、住宅用などとして多く用いられているシリコン系のほか、化合物系、有機系などといった種類があります。 シリコンは地球上の元素として酸素の次に豊富(重量比)で資源寿命が豊か、 そして岩石や植物の構成要素であるように安全で人体や環境にとても有利。 太陽電池が無害であってこそ、自然エネルギーを活かす意義が深まります。
シリコン系で最もポピュラーな単結晶と多結晶。
単結晶は金のインゴットや水晶と同じ、割れ目や切れ目がなく整然と原子が並んでいます。
発電性能、期待寿命全ての点で最も優れた太陽電池ですが、難点は生産コストがかかること。
単結晶の複雑な製造プロセスを簡略化し、コストの低減を図ったものが多結晶です。
単結晶のように種結晶から成長させてインゴットを作る行程がなく、生産コストが削減できます。
シリコンを使った太陽電池の場合、まずシリコン(ケイ素)を溶かし結晶化させ、高純度のシリコンをつくります。 リン原子を入れるとマイナス電子をもったn型シリコン、ボロン原子を入れるとプラス電子をもったp型シリコン、 この二つを上下に貼り合わせるとシリコン半導体ができます。これに光を当てると、 pn接合部(両シリコンの接合部分)に電子と正孔が発生し、電子はp型シリコン半導体側へ、正孔はn型シリコン半導体側へ移動。 電子と正孔が移動した半導体のpn 接合両端には電位差ができ、両端に負荷を接続すれば電流が流れるといった仕組みです。 半導体の持つ光起電力効果という現象を利用して、光エネルギーを高い効率で、直接電気エネルギーに変換します。
【当社(長野県上田市)設置の太陽光発電システム(4.20kW)の実績】
年間総発電量(2011年10月~2012年9月) | 5595.3kW |
年間の石油削減量に換算 | 200リットルのドラム缶6本以上(1,270リットル) |
年間の二酸化炭素排出削減量 ※太陽電池生産時の二酸化炭素発生量を加味 |
1,759kg-CO2 一本の杉は年間約14Kgの二酸化炭素を吸収するので、約125本を植林したことになります |
再生可能エネルギーの固定買取制度を活用する場合、 二酸化炭素の排出削減量を環境価値におきかえて企業の排出削減活動などに利用するクレジット制度に参加できます。 また、売った電気はご近所で消費されますので、電気を介し地域の暮らしにも貢献します。
低炭素社会の実現を目的に2009年11月から実施されていた「余剰電力買取制度」は、
2012年7から再生可能エネルギーを育てること(「育エネ」)を目的にした「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」へ
引き継がれました。エネルギー資源が少ないわが国においては、国産エネルギーとしてエネルギー自給率の向上、
二酸化炭素の排出削減や地球温暖化対策、日本の得意な技術を生かせるため、日本の未来を支える産業の育成と期待されています。
この制度では、家庭や事業所などの太陽光発電による余剰電力を、一定の価格や期間で買取ることを電力会社に義務づけています。
買取価格や期間は毎年度見直しされ、実態を反映して中立的な第三者委員会(調達価格等算定委員会)の審議をもとに経済産業大臣が告示します。
買取費用は賦課金として電力会社が電気料金に上乗せして集めます。すべての電力利用者が公平に負担する「全員参加型」で、
社会全体で再生可能エネルギーを普及・拡大させるための制度です。