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H24年度 環境省モデル事業 2013 1月23日

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H24年度の環境省地域コーディネーター候補として、長野県 自然エネルギー信州ネットのワーキンググループの中から選出され、ここ一年研修を受けさせてもらいながら、モデル事業の構築、推進に腐心している。
一昨年、自然エネルギー信州ネットが立ち上がり当初から、太陽光専門部会に参加、現在副部会長という事だけれど、タイトルほどの活動実績がないまま、環境省の地域コーディネーター候補に信州ネットのワーキンググループの中から
選出された。若い人材の活躍に道を開いてやってほしいと当初辞退したものの、その肝心の若い人が少なく、数少ない若い人達のお役に立てればと引き受けた。
環境省の研修そのものは、実に歯ごたえのある研修で、ANA時代の訳の分からない経営コンサルタント面した所謂企業教育屋の輩の実施する研修に比べると、身のある内容の濃い研修で、それはそれとして有り難いものの、事業モデル
の構築となると中々一筋縄ではいかない。
中心は松本在の若い御仁で私はサポート役という事になってはいる。押しどころと引きどころが、難しい。あまりしゃしゃり出ても折角の若い(と言っても35歳の御仁ではありますが)意見を潰してしまうし、余り黙っているととんでもない実現性
の乏しい方向に大幅にぶれて訳の分からない事になる。
その若い御仁、様々な方の実に様々なアドバイスを受け、自身でも相当混乱してしまっているようで、打ち合わせする度に、そのプランは以前と似ても似つかないものを持ってきて、それがまた荒唐無稽な代物と化してしまっている。
6回~7回目の焼き直しのそのプランは「半農半エネ支援・お天道様ミドルソーラー展開事業」と言うもので、これまたいつそんな話になったのか?という夢プラン。実現性も、プランの事業としての魅力も何もかも乏しい。
「お前誰が考えてもこんなものやれる訳ないやろ!どこに実現性、現実性があんねや!」と思わず怒鳴りつけたくなってしまう。
現在、農業就業者の平均年齢は何と66歳を超えている。就業者不足から、遊休耕作地は増加する一方で、そんな割には食料自給率は間もなく40%を切るであろうと言われている。農村から若い人が逃げ出す現状は変わっていない。
反面、多くの作物が生産調整という名のもとに捨てられている。またスーパー等販売現場には決して曲がった胡瓜や茄子は並んでいないし(捨てられている)中国産等農薬満載の食物、もしかすると遺伝子操作されたさくもつさえ並んでいる
かも知れない現実がある。TPP反対という前に、どうしてこの現状をなんとかできないのか、全く解らない。

もう一つ、原発が3.11によりこれほどのダメージを国土に与えていながら(住むところがなくなった方々がごまんといる)未だに新選出の宰相は原発再稼働を言い、何と新規原発の建設まで言い出す始末。片や自然エネルギーの普及率が全体の
2%程度の実態に、もうFIT(固定価格買い取り制度)の使命は終わったとほざいている。えーっ?何処かが狂っているとは思いませんか?
これが実はその御仁の何とか事業化したいテーマなのであります。
太陽光発電と農業支援が何とかコラボできないか?これが彼に与えられた大きな大きなモチーフであるのです。
①現在の農業現場が現実に何をどう望んでいるのか?
②その農業現場において果たして、何とかしなくてはいけないと立ち上がっている組織、NPO、グループとコラボできる余地はあるのか?具体的にそれはどこで誰がやっているのか?
是非知らせて頂ければ、その若い御仁に伝え何とか実現性のある事業として絵を書いて貰います。何卒ご協力をお願い申し上げます。