よくあるご質問

Q1.太陽光発電システムでお湯はつくれますか?
A.お湯をつくる設備ではありません
太陽光やソーラーというと太陽熱を利用した温水器をイメージされますが、 太陽光発電システムは太陽光パネルが降り注ぐ太陽の光を受けることによって発電し、 パワーコンディショナという機器などを経由して、住宅などで使う電気をつくる設備です。
Q2.曇りや雨の日でも発電しますか?
A.曇りや雨の日は発電量が少なくなります (日射の程度、季節により異なります)
晴れの日と比較し50%以下の発電となりますが、足りない分は電力会社から買いますので、 夜間と一緒で日常生活に支障はありません。
Q3.蓄電はできますか?
A.電気を貯めることはできません
太陽光パネルは太陽電池とも呼ばれていますが、発電は太陽が照るときに限ります。 ただし、蓄電池を設置すれば夜間だけではなく、停電時も電気を使えるようになります。
Q4.停電した時に電気を使えますか?
A.晴天時の昼間であれば使えます
停電しても、切り替え操作により太陽光発電システムの専用コンセントから最大1500Wまでの電気製品が使えます。 テレビやラジオをつなげば情報が得られ、落ち着いて行動できます。 冷蔵庫をつなげば医薬品や食料を保管できます。 電気ポットをつなげば赤ちゃんのミルクを作ることも可能です。 医療機器など使用できない電気製品があります。
※使える電気の量は設備の損傷程度、日射量により変動いたします。
Q5.冬でも発電しますか?
A.一年中発電します
季節により、一日の日照時間が違いますので発電量は変動します。 日本国内にあっても、晴天確率、日照時間など地域によって条件が違いますので、 太陽光発電に適した地域、そうでない地域で発電量に差が出ます。 季節としては3~5月、7・8月の発電量が多くなります。
Q6.雪が積もっても発電しますか?
A.積雪の程度によります
雪が積もると太陽光パネルへの日射が遮られるため発電しません。 しかし、傾斜をつけた太陽光パネルへ光が届く程度のわずかな積雪であれば、 太陽光パネルのセル部(構成部品)の蓄熱と周囲の気温上昇により一部の雪が融け、発電が期待できます。
北海道や東北などの豪雪地域では、雪が滑り落ちるよう太陽光パネルの設置角度に工夫を施したり、 雪を流すスプリンクラーなどを設置する場合があります。いずれの場合も、雪の滑落には注意が必要です。
Q7.屋根に負担はかかりませんか?
A.必ず設置前に状態を確認します
例えば、当社がお勧めするメーカーの太陽光パネル(公称最大出力210W)一枚の重さは17.2kgです。 仮に20枚(4.20kWの設備)をのせると344kgになります。 これに架台の重さを加えても成人男性5~6人ほどで、重量による負荷だけで屋根に重大な負担がかかるとは考え難いものです。 ただし、大容量になればバランスなどを確認する必要があります。
老朽化した建物や屋根などは設置に適しませんので、他の設置方法をご提案する場合もあります。
Q8.太陽光パネルに雷が落ちやすくありませんか?
A.雷が落ちやすいということはありません
屋根や屋上に設置する他の設備と同じです。 また、万一の落雷に備え、回路内に一定性能の避雷素子等を設置して誘導雷対策を行っています。 当社がお勧めするメーカーの太陽光パネルであれば、落雷などの自然災害に対する補償(10年間)をおつけします。
Q9.太陽光パネルは光を反射しませんか?
A.特殊ガラスを使用しているので窓ガラスほど反射しません
通常、反射が問題となることはほとんどありませんが、設置する場所や向き、 周囲の環境によっては配慮を要したり、設置できない場合があります。
Q10.音は出ませんか?
A.パワーコンディショナは運転時にわずかな音を出します
その音が耳障りにならない場所に設置します。その他の機器は無音です。
Q11.何か操作が必要ですか?
A.操作の必要はありません
太陽光発電システムは、太陽光パネルが発電をはじめると自動的に運転を開始し、 発電を終えると自動的に停止します。 ただし、停電時に電気を使用する場合は、手順に沿った簡単な操作が必要です。
Q12.機器に保証はありますか?
A.保証があります
ただし、太陽光パネルのメーカーにより内容や期間が異なります。 太陽光パネルの出力保証はメーカーの多くが10年としています。 これは10年間で発電出力が表示出力(公称出力)より10%を下回らないというものです。 パワーコンディショナや接続箱という機器はほとんど10年機能保証です。
ちなみに、当社がお勧めするメーカーは太陽光パネルが25年間の出力保証、機器の10年機能保証と充実。 さらに自然災害補償(10年間)をおつけしています。
Q13.メンテナンスや点検は必要ですか?
A.メンテナンスフリーが太陽光発電の特長です
太陽光発電システムには可動部分がないため、特にメンテナンスを要することはありません。 通常は専用の表示モニターや目視で異常がないか確認いただく程度で問題ありませんが、 ご希望により点検などをお受けしております。 なお、メーカーによっては保証の条件として定期点検を義務付けている場合があります。
また、パワーコンディショナの寿命は10~15年程度で、太陽光パネルの期待寿命が20年以上であることから、途中で交換が必要です。
Q14.太陽光パネルは掃除しなければいけませんか?
A.掃除の必要はほとんどありません
太陽光パネルの汚れは雨によって洗い流されます。 木の葉や鳥の糞などが部分的に付着しても発電量にほとんど影響しませんが、 しつこい汚れなどについては販売会社にご相談ください。 太陽光パネルの表面は強化ガラスで覆われていますので、強風時に飛んできた小石などで傷つくことはありません。
当社の発電シミュレーションは、あらかじめガラス表面の汚れなども考慮して算出しております。 しかし、交通量の多い道路の近くや工場周辺、大きな煙突の近くに設置する場合はこの限りではありません。
Q15.設置工事は何日くらいかかりますか?
A.太陽光パネルなどの取付けと電気工事で概ね1~3日です
屋根の材質や設置場所などにより特殊工事を要したり、荒天で工事ができない場合は若干延びます。 太陽光発電システムの工事は、太陽光パネルのメーカーの工事IDを有する会社が行います。 そうでない会社が行った場合は、保証の対象外となってしまいます。
Q16.太陽光発電システムの設備容量とは何ですか?
A.太陽光パネルの公称最大出力と設置する枚数を乗じた数値です
例えば、公称最大出力210Wの太陽光パネルを20枚設置すると210W×20=4.20kW(4,200W)となり、 この4.20kWが設備容量となります。この4.20kWの設備が実際にどの位の電気を発電してくれるのかが注目すべき点です。
Q17.系統連系とは何ですか?
A.太陽光発電システムと電力会社の送電線網をつなぐことです
系統連系すれば、発電してご家庭で使いきれなかった電気を電力会社に売れるようになります。 系統連系するためには、電力会社との契約が必要です。
太陽光発電システムには、買ったり売ったりした電力量を測定するための電力量計や、 安全・安定して系統連系するための制御装置等が装備されています。
なお、設置規模が大きいと、電線交換などの工事が必要になる場合があります。
Q18.太陽光パネルの変換効率とは何ですか?
A.太陽の光エネルギーを電気エネルギーに変換したときの割合です
太陽光パネルの変換効率は、1㎡当たり1000Wの光エネルギーをどれだけの電気エネルギーに変換できるかを表します。
Q19.設置の方位や角度は発電量に関係しますか?
A.設置の方位で日射量が異なるため発電量に影響します
一番良いのは南向きです。東西方位は南向きに比べ20%程度低下します。 太陽光パネルのガラス面が太陽光と垂直になるような角度が理想ですが、 20~30度であれば発電量に大きな差は出ませんので、通常は屋根の角度に合わせて設置します。
Q20.どのくらいの発電量が見込めますか?
A.設備容量が1kWにつき、年間発電量は1,000倍が目安です
一般的には太陽光発電システムの設備容量が4.00kwの場合、年間発電量は4,000kWhと考えます。 ただし、発電量は設置する地域、方位や角度などの設置条件、パワーコンディショナなどのロスにより増減します。
仮に4.00kWの設備を設置した場合の年間予測発電力量は次のとおりです。
表がはいる
※南向き、傾斜30°、損失係数73%、NEDO日射量データベースにより算出
実際の設置にあたっては、ご家庭の電力使用量や屋根の条件、太陽光パネルの種類、 また地域差(気象条件や補助金)もあるため、一概に所謂「元を取るにはどの位かかるのか」という算定は難しいのですが、 当社ではお客様に納得いただけるよう、発電シミュレーションなどをもとにお勧めする設備をご提示しておりますので、 お近くの窓口へ気軽にお問合せください。
Q21.環境への貢献度を教えてください
A.石油の削減量や二酸化炭素排出の削減量に換算して貢献度を示しています
太陽光発電システムの設備容量が4.00kWの場合、年間の石油削減量と二酸化炭素排出削減量は次のとおりです。
表がはいる
一本の杉の二酸化炭素吸収量が約14kgですので、上田市では約105本、堺市では約98本、川越市では約95本を植林したのと同じです。 ご家庭の費用削減だけでなく、このように地球環境の改善に貢献できます。
Q22.環境に良い太陽光発電システムも製造にエネルギーを消費していませんか?
A.太陽光発電システムを製造する時にエネルギーを消費しています
太陽光発電システムの製造で消費される電力を、設備が発電する場合にどれぐらいの時間が必要か計算すると、 太陽光パネルの種類により1.1.~2.5年となります。 期待寿命が20年以上の太陽光パネルにしてみれば、わずかな期間で製造時の消費エネルギーを相殺していると言えるでしょう。
Q23.発電した電気を売ることはできますか?
A.契約に基づき電力会社へ売ることができます
曇りや雨の日、夜間など太陽光発電システムからの電力が足りないときは電力会社から供給される電力(買電)で補い、 また発電してご家庭で消費しきれずに余った電力(余剰電力)は、電力会社へ販売(売電)することができます。 買った電気代は従来通り電力会社に支払い、売った電気代は銀行に振込まれます。
もちろん買電や売電は自動的に行われます。2009年11月からはじまった 「太陽光発電の余剰電力買取制度(現在は 「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」)」 では、 買電より売電の単価がはるかに高く設定され、売電期間も長くメリットがいっぱいです(売電価格は毎年変更されます)。
Q24.補助金の対象になりますか?
A.太陽光発電システム設置の補助金制度はお住まいの自治体により異なります
国の補助金は設備容量10kW未満に適用され、1kWあたりの設備単価により補助額が異なります。
自治体の補助金は年度ごとに予算を計上するため、適用条件や金額がかなり変動します。 申請時期もまちまちですし、先着順や抽選と支給方法も様々です。詳しくはお近くの窓口にお問い合わせください。
国(太陽光発電普及促進協会)への申請などの手続きは、お客様か協会へ登録した手続代行者(販売会社)が行います。 もちろん、当社は申請その他の事務手続きを代行いたします。
Q25.設置費用はどれくらいかかりますか?
A.採用する太陽光パネルの種類や工事内容により大きく異なります
太陽光発電システムは完全なオーダーメードで、お客様のご希望や様々な条件(屋根の大きさ、形状、方位など)に 基づく太陽光パネルなどの選定、特殊な工事の有無で設置費用が決まります。
仮に1kWあたりの単価が45万円であれば、4kWの設備で180万円となります。 ここから補助金額などを差引けば、実際の支払金額を求めることができます。
エネルギー特別措置法の施行(再生可能エネルギーの導入に対するもの)に伴う各金融機関の低金利の融資を利用したり、 住宅ローンの借り換えによる差額で意外と簡単に設置費用は捻出できるものです。 また、太陽光発電システムの導入による電気代の削減、太陽光発電の余剰電力買取制度による売電収入、 目には見えませんが環境への貢献度も合わせて考えてみてください。