今朝の日経新聞に、「電力網に長寿命電池」との表題で、レドックスフロー電池の受注が北海道電力から住友電工にあったとの記事。
レドックスフロー電池とは、1974年NASAが゜基本原理を公表したもので、電解液に含まれる金属イオンの酸化・還元反応で電気を生み
出すもので、導入コストが数万円(1KWあたり)で、安全性に優れ、製品寿命も20年と長い。
国内外の電力会社や研究機関が開発、実証研究が進められてきたが、今回世界最大級の6万KWの蓄電能力のものを200億円かけて
導入する計画らしい。
話題のリチウムイオン電池もその技術革新のスピードは恐ろしくアップしているし、NAS(ナトリウム硫黄)電池も安価で安全性が見直され
注目を浴びている。
このブログでも何度も書かせてもらったけれど、自然エネルギーの普及・促進そして拡大のキーワードは「蓄電技術」。
如何に、不安定な発電に対して蓄電技術がこれを安定的に供給するバックアップになりうるか?という事で、この蓄電技術が大げさに言えば人類を地球を救うことに直結すると考える。
このたび弊社「太陽力㈱」で開発、販売に漕ぎ着けた、「移動型ともいえる独立型太陽光発電キット」も現在は価格、そして供給面から鉛蓄電池を使用しているものの、数々の蓄電池の技術革新が
進んでいけば、極々本当に近い将来は、バッテリーだけを変えれば継続使用はもちろん可能。パネルそのものの性能保証は25年であるから、このトレンドでいけばそう遠くない将来手軽で取り組み易い
このキットがより消費者の支持を受けるであろうと確信している。
毎朝、健康のために約一時間、上田城公園まで歩いています。このところの陽気の良さで何とも気持ちの良いウォーキングです。仕事柄どうしても他人様のお宅の屋根に目がいきます。この写真も勝手に撮って大変申し訳ありませんが、そのウォーキングの通りすがりに移させてもらった極々普通の住宅です。
上田を中心としたいわゆる上小地区は全国でも有数の太陽光発電の最適地です。晴天確率、日照時間、冷涼な気候、降雪の少なさ・・・どれをとってもこれほど恵まれたところは数少ないと言っていい程です。ところが私の見方が偏っているのかもしれませんが、せっかく南向きの良い屋根をお持ちのお宅に太陽光発電パネルが 乗っているのはまだまだ少ないのが現状です。
写真のような素敵なお宅、南向きの誂えたような屋根にもまだまだ乗っていないのであります。まさに宝の持ち腐れ。本当に残念でたまりません。それでも全国的に見れば、この上小地区の設置率は全国的にも非常に高いというのですから、全国的な設置状況が思いやられます。原発が怖い!はたまたCO2を削減しなくちゃ!と肩ひじ張ったご意見の前に、まずはご自宅の屋根をもう一度見直しては頂けませんでしょうか?
設置に一時代前と違ってそんなに費用は掛かりません。極々標準的にご家庭の設置で、代替3.5KWから4.5KW程度の設備容量で十分です。標準的な設置容量で、いまは200万円もかかりません。それに、国と地方自治体の設置補助金が出ます。余った電気は、売電もできて1KWあたり、今年38円で10年間買ってくれます。我が家は4.2KWの容量の設備ですが、先月の売電は27,312円、電気使用量(買電料)は4,088円でした。
なせ皆さんが設置しないのか、本当に疑問です。私がこんな仕事をしているから疑問に思うのかわかりませんが、地方によっては信じられないくらいの補助金が出ているところもあります。
東京都は国と都と区(市)でそれぞれ出ています。大阪府は1%の金利で150万まで借りることができます。先ごろ参加した長野県阿部知事も参加したタウンミーティングで「地域活動の地域っていうのは、あなたのことですよ」と言われていましたが、他人事ではありません。屋根に今日も燦々と陽光が当たっています。太陽光発電は30年商品です。メンテナンスフリーです。
ウォーキングしながら、太陽に「なぜ?」と語りかけています。・・・・・・・・設置費用は太陽力(株)が中心に販売させてもらっています㈱KISのパネル価格です。・・・・価格はリーズナブルでもこの㈱KISのパネルはとても優秀です。首相官邸にはKISのパネルがついています・・・・。
CCF20130421_0000.pdfCCF20130511_0000.pdf
お陰様で、独立型の3トリオ・・・大容量型の蓄電くん、移動型のコロ介、さらにハンディタイプのミニコロ介、発売前から取材を受けて記事にしてもらいました。
地元の新建新聞、東信ジャーナルですが、反応は頗る好調。
間もなく製品が松本の盟友「クリエーター・セス株」にて仕上がります。製作クリエーター・セス株、販売太陽力株のコンビです。乞うご期待!
25年度のJ-PEC補助金、電力会社の買い取り単価が、本日日経新聞の夕刊に掲載されておりましたので、ご案内させていただきます。
補助金金額50万円以下/kWでの販売→15,000円
41万円以下/kW→20,000円です。
買い取り単価は10kW以上 37.8円/kWh
10kW以下 38円/kWh(税込)です。いずれもほぼ確定という事です。
日本国内に設置されている昨年度末で設置されている家庭用太陽光発電(余剰電力としてしか見られていない)の社会的経済価値評価を計算して見た。
考え方の基本は、全量買取り法の趣旨に沿って、設備投資した資金が確実に回収される買取り価格で派生電力を全量評価したらと言うものである。利益率の上乗せは敢えて行わない。
これまでに日本国内に設置された家庭用太陽光発電の総設備容量が年間生み出す電力
400万kW×1000kwh=40億kWh
家庭用太陽光発電が全量経済評価された場合の総額(設置年度で本来は計算だがここでは平均値で・・・、本当は初年度140円/kWhで最新のものは35円/kWh程度)
40億kWh×42円/kWh=1680億円
※但し、家庭用は余剰電力評価の為、実際に電力企業経由で支払われて可視化されるのはこの半分から6割程度。840億円~900億円
※自家消費されることで節約分とみなされる電力の経済価値は半分の20円/kWh程度なので、420億円程度が国民経済の視点から見ると家庭部門から失われている計算。これが、減価地域通貨で支払われるなら年間1680億円の経済効果が見込まれる。これは年々増えて、支給方法を工夫することで最大1兆円程度の経済効果を地域社会に齎す事が出来るだろう。さらに経済の乗数効果を考えれば3兆円ぐらいになる・・・。
でここまでの家庭用太陽光発電の費用は全量買い取りにされる事は無かった。全量買い取りになっても10kW以下は余剰買い取りだ。で、今年2003年3月までに設置の分の余剰電力買い取り費用の請求は各電力別に翌年に請求が来る事になっていて、この6月分までの回収が終わってからは、全量買い取りでもないのに再エネサーチャージ費用の為の賦課金として事前に回収されると言うことになっている。
一方、全量買い取りのサーチャージ分の原資として新たに加わった国民負担、これは平均家庭で月に80円年間で約1000円と言われている。(家庭用などの余剰分のみの買い取りも7月分以降はここに組み込まれる)
0.22円/kWh×1兆kWh=2200億円
この殆んどは、押し並べて電力需要家の全員に掛かるのだが、その資金の流れはこれまで電力企業に流れていた電力価値分のと40円(税別)の買い取り価格の差額分を補てんする分のお金がメガソーラーなどの設備投資を行ったものに支払われる。
※0.22円/kWhについては大電力を事業用に使う企業の負担軽減のために免除措置が有る。電炉業界などの産業の国際競争力を維持する為だと言う。
さらにこれは電力料金の明細には書かれていないが、殆どが原発の為に使われる電促税がある。これには免除措置は無い。
電源開発促進税 0.375円/kWh ×1兆kWh= 3750億円
原子力発電を止めればこの大半の資金はサーチャージ会計に回せるだろう。これで新たに再エネを促進するからと国民負担を増やす事は無い。
※1兆kWhは日本の全電力消費(平成22年はこれより多く、23年度は低い)この位の総需要と見られる。電力料金として支払われる金額にすると17兆円ぐらいになる。これは国民一人当たりに換算すると一人1カ月に1万円払ってると見ても良い。
http://www.enecho.meti.go.jp/saiene/kaitori/dl/setsubi/201209setsubi.pdf に今年9月時点での導入実績が公表されている。ここで10kW以上のものでも特に規模の経済が働く物にも40円/kWhという高額の買い取り価格が保証されることで、同じ国民全体の費用負担で設置される容量は少なくなってしまう。むしろ150万キロワットとされている家庭用の買い取り価格を35円/kWhで全量20年間とする方が国民経済的に見てより資金が実体経済を潤すことになるのは間違いない。
さらに付け加えるなら、過去設置者については設置年度毎の発電原価(15年で金利3%程度で減価償却できる価格)を20年程度保証すれば誰もが自己負担で余剰接続を全量接続に変更するだろう。ただ、過去設置者は多くの場合、補助金を受給してるので、その分の返還してもらう必要が有る。これも、全量買取りを望む場合はそうするが、余剰買い取りで良いという場合はこれまで通りとすれば良いだろう。余程、沢山設置時に補助金を国や自治体、電力企業などから貰ってる場合以外は全量買取り制度へ変更する筈である。そして、それによってどれだけ確実に、地域や社会に貢献してるかが可視化できるのだ。
安易に補助金をばら撒き、個人資産の積み上げなんぞを行わず、こうした可視化をこそサポートするのが地方自治体行政の役割だと思う。
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