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欧州のFIT 2012 2月 6日

ドイツ メリケル首相.jpegまたまたガソリンの価格がいつの間にか上昇して来た。この100年で、エネルギー消費と哲の精算は15倍に伸び、化学産業が肥料を大量生産する事により「緑の革命」を起こし、穀物生産は7倍にもなったそうである。安い石油がその膨張を支えてきたが、石油依存の限界と地球の温暖化が同時に近付いている。生活や経済に節度ある規制を急に入れようとしても簡単ではない。省エネは何処まで進められるか。クルマ社会をどう変えればいいのか。生活に欠かせない燃料や食料をもてあそぶ投機を規制し、途上国の森林破壊など自由貿易による歪みを正せるだろうか。そして果たして「低炭素社会」は築けるだろうか?朝日新聞の特別取材班による「エコウォーズ」低炭素社会への挑戦(朝日新書)が、現在のエネルギーへの取り組みの様子が、きっちりとした数値データを下に紹介されている。これが震災前の出版である事も興味深い。
その中の一部、先進的スタートを切った筈の日本の自然エネルギー分野が、いつの間にか他国に追い越され、自然エネルギー後進国になってしまった反省と欧州特にドイツにおけるFITの状況を紹介して見たい。