お知らせ

独立型太陽光発電の将来性について 2013 1月20日

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去る1月19日(土)上田市駅前パレオ2Fにて、今年初めての自然エネルギー上小ネット(上田周辺地区のネットワーク型地域協議会・・・私一応副会長です)第11回情報交流会が開催されました。今回のテーマは「独立型太陽光発電の将来性について」という事で基調講演を上田市真田町在住の独立型太陽光発電の研究家、自宅と自営工場の電気をすべて自前の独立型で賄っていらっしゃる"渡邊猛氏"にお願いした。流石に長年に亘って実践的に研究してこられただけに、地に足の着いた内容の極めて濃い素晴らしい研究発表でした。
私共「太陽力株式会社」も通常の住宅用太陽光発電システムの販売に並行して、この独立型太陽光発電も現在手掛けようとしている絶妙のタイミングで、実践的話が聞く事が出来た。
独立型太陽光発電の特徴は
①パネル一枚から始められる事
②目的や予算に応じてそのボリュームを自由に選択できる事
③DIYで気軽に自分で設置が出来る事
④停電時も電力確保が出来る事
⑤低コストで自立したエネルギーを手に入れることができる事   等々メリットは限りない。
しかしながら、なぜ今までそれほどの拡大が図られなかったかと言うと、一にも二にも、安全で手間のいらない大容量ばってりーがしかも安価で手に入らなかったことに尽きる。
私が会社を始めたと同時にお付き合いを始めた㈱KISはあまり知られてはいないけれど、この独立型太陽光発電パネルに於いては日本の過半数のシェアをもつトップメーカー。住宅用に商売の幅を広げた時と私の会社の起業した時期がほぼ同じタイミングで会った為、㈱KISのほほ専売店化している当社と図らずもコンデンスした関係となった経緯がある。
この度、太陽力㈱は、ラッキーに殊に大容量を持ちしかも安価なバッテリーを供給してくれる会社(CS社・・・当分秘密にしておきます)と幸運にもひょんなことからお付き合いが始まった。
フォークリフト用のバッテリーをリユースして提供してくれるこの会社、まだ゜まだこの分野進出に間が無い為販売手段を見いだせずにいた所、有効パネルをしかもリーズナブルなプライスで提供している当社との提携販売の話が成就した。
簡単なシステムながら、先に述べたように様々なメリットがある独立型の将来性は大きい。
例えば、先の大震災で改めて見直されたバックアップ電源の確保(防災用)、温室栽培等で近年大量に需要が発生している農業利用、小規模旅館、ホテル、中小企業工場等の中部電力等電力会社との基本契約のベースになるピーク電力使用のカットによる基本契約料金の低減(業務用)、そして都会等小さな屋根しかない住宅の補助電源としての有効性(住宅用)・・・・様々な利用が考えられ、その汎用性の広さに武者震いがするほどである。
加えて、現在具体的に取り組んでいるのが「簡易移動型の独立型太陽光発電キット」・・・太陽力㈱のオリジナル商品「ころ助」として売り出し予定。出力500Wを予定しているが、これは約200Wの太陽光パネル一枚にインバーター、蓄電池をコロコロの車をつけて簡単に移動ができる代物。この春には約30万円でキットを売り出す予定だが、確実に需要はあり手応えを感じている。防災用、住宅用(マンションのベランダ等に置いても実力を発揮する)、レジャー用(キャンプ等アウトドア―派にうける筈)と様々な手軽で安くて楽しい太陽光発電キットとして、太陽光発電がより身近な存在になってくれるものと信じている。
来季から、自然エネルギー上小ネットでは2つの分科会を立ち上げる。その一つが独立型太陽光発電研究分科会となる予定。今までの上小ネットがネットワーク型であったものから脱皮し、事業型として運営予定。こちらも乞うご期待と言ったところであります。