事ある度に申し上げて来た。「必ずあと3年もすればEVのリチウム電池は今の3〜5倍のものが出てきます。現行のガソリン車と走行距離は同等になる筈です」私のEV搭載のリチウム電池への期待は極めて高い。
自然再生エネルギーの代表選手たる太陽光発電システムの発電量の波が、どうしても化石燃料や原子力によるエネルギー推進派にとって絶好の弱点だった。太陽が常時照っている訳ではない。晴れの日と雨の日ではその発電量に著しい差が生まれてしまい、安定的供給という点ではかなりマイナス・・・というのが論点。
小規模、分散型であれ、スマートグリツト推進であれ、この点がどうしてもエース足り得ないと言われて来た。
最初に私が某電機メーカーの長野支店長に面会し、太陽光発電に関わる仕事をしてみたいと相談に伺った時、件の支店長が、太陽光発電について丁寧に説明してくれた。その際、このシステムの最も今課題とされているのが、「蓄電技術」なのですと言われた。この「蓄電」が自然再生エネルギー全体にとってもキーだと思い、以来ずっとその技術開発動向に注目していた。
このブログでも何回となく、EV搭載のリチウム電池の技術開発の進行に期待する旨書かせて貰った。家庭用電源としてのEVバッテリーの利用に期待する旨も書かせて貰った。
自然再生エネルギーによって発電した電気は、EVのバッテリーにひとまず充電する。家庭用電気はそのバッテリーを利用する。このスタイルが極々近い将来必ず来ると公言していた。
本日2011.10.17付けの日経新聞一面に、「蓄電池性能大幅向上」・・・トヨタなど15年にも実用化と大きく出た。愈々です。
「車はガソリンで走るのです」と言った時代から、「車は電気で走るのです」になりそれ以上に「太陽の恵みで造った電気は車に貯めるのです」「家庭の電気の大半は車の電池から得られるのです」という時代がやって来た。こんなに手ごたえを感じる事はそうはない。
時代の足音が聞こえる。
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